セラピストの指の形と施術のもみの相性の関係性


田中 友和

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こんにちわ。肩こりらくだ 代表の田中です。
皆さんは、リラクゼーション店に行かれた時に、もみが合わなくて後からよく言う『揉み返し』という症状を経験した事はないですか?
その揉み返しとは施術後の好転反応のひとつなんですが、主に痛みや鈍痛を伴います。
その『揉み返し』の原因の中で施術者(セラピスト)の指も可能性がある事をご存知だったでしょうか?
リラクゼーションを受けた事がある方であれば聞いた事はあるとは思いますが、揉みには指の相性というものが存在します。
この指は当店の基準では『たち指とそり指』とよんでいて、指の形もスタッフの採用基準にしています。
たち指は、そりにくく関節が硬い人を指します。この指は関節が曲がらない分、指の先でアプローチする事ができる事が特徴です。
図1 たち指
指の先で押すというのは、押されたい場所に当たる指の表面積が狭いので面に対して鋭くアプローチできます。
ポイントで捕らえる事ができるので、こっている場所が特定できればこの指はかなり有効です。
強く鋭く押して欲しい方は、この『たち指』のスタッフが相性が良いと思います。
そり指は、指がそるので押されたい場所に当たる表面積が広くなるので、ソフトに揉んで欲しい方や揉まれるとくすぐったくなる方は、相性がいいのです。
図2 そり指
受けるイメージとしては、筋肉を揉みほぐされる感覚が欲しい方やお子さんに背中や足を全体的に踏んでもらう圧迫系が好みの方は有効です。
この指の方が皮膚がこすれたりしにくいので、初めてリラクゼーション店へ行かれる方は、この指のセラピストを選択した方が間違いないです。
当店は、この二つパターンを持つセラピストを半々にして採用しています。片側に寄ってしまうと、指の形の相性が悪いお客様と良いお客様のかたよりが生じないための配慮なのです。
ひとつ余談なんですが、よくも見返しが嫌だから最初は女性スタッフを選択するお客様が多いのですが、男性、女性は正直関係ありません。
男性でもそり指であれば、柔らかい施術はできますし、女性でも立ち指であれば、揉みの強さは強いです。
おそらくお客様の経験上、男性スタッフは力任せに対応されてしまった。女性だとさすられている感じなので強くもんで欲しいから男性が間違いないという固定権念からくるものだと思います。
当店のセラピストは力任せな施術をしなくても女性でも強く対応できますし、男性セラピストでも繊細で柔らかい施術も可能です。普段、それだけのトレーニングを積んでいます。
このリラクゼーション業界の現状は練習をしないで、試合に出たがるセラピストが大変多いのです。だからこそ、絶対に失敗しないためにお客様も準備が必要なのです。
お客様がまず、お店に伝えた方がよい事は次の内容です。
①自分がどういう施術を受けたいのかを伝える。
例)柔らかく揉んで欲しい。女性に対応して欲しい。揉み返しの経験が過去にあるなど・・・
②もし受けなれている方であれば最初から指を形を指定してしまう。
例)自分は強く揉んで欲しいので『指が立つスタッフがよい。』 もみ返しがでやすいので、『指がそるスタッフさんがよい。』
この時、男性は強もみ。女性は柔らかいもみという固定観念しない。
③もし自分がどっちのもみの相性が良いか分からない場合
柔らかいもみができる指がそるスタッフを選択するのがベストです。より確実にするのであれば女性スタッフを選んだほういいかもしれません。
もし、一回目の施術でもみの強さをもう少し強くしてもらいたかった場合は、男性スタッフを選択する前に『指が立つスタッフ』を希望した方がいいと思います。
最初から自分は強めがいいという方は、男性スタッフを希望するだけでなく『指が立つ男性スタッフ希望』とお店側に伝えるとよいでしょう。
これからリラクゼーションなどのお店に行く時は、スタッフの指の形もご指名の参考にしてみて下さいね。
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